近未来ハイスクール「しくじったもん勝ち講座」を3月17日に開催しました。今回は、過去数回近未来ハイスクールに参加している高校2年生 中山彩歌さんの企画です。(彩歌さんのレポート)

エッジのたった変人たちに、番組のようなしくじり先生のような話をしてほしいということから、「挫折」にフォーカス。高校生や大学生、そして社会人になってからのさまざまな失敗とそこから見えてきたもの、学びなどを話していきました。

清水さんは、新規事業でさまざまな製品・サービス開発にたずさわってきました。前職で開発に関わった新製品が売れず、チームが疲弊し、大きな額の損失をが出たこともありました。いくつものビジネスでの失敗は、いまは貴重な経験になっていると話します。

本間さんは、大学院まで数学を学び、メーカーの研究所に入りますが、どうしても仕事が合わない。異動願いを出し、前例のない研究所から他の部署への異動を果たし、マーケティングの仕事に関わるようになります。
大羽さんは、大学卒業後入社した中小企業が倒産するという事態に遭遇します。これをチャレンジととらえ、お金の重要性を痛感します。第二新卒採用を行った信託銀行に入り、お金について学びます。
齊藤さんは、商社のアパレル部門に配属された後、子会社に出向。在庫管理が思うようにいかず、会社の業績を圧迫し胃の痛い日々を過ごします。その苦い経験が、いまのファッション流通の在庫最適化コンサルタントになるきっかけになりました。 
高橋さんは、新規事業開発で実績をあげていきましたが、ある時、相性が合わな上司の下で働くことに。結局、部署を異動させられます。その結果、人事という天職に巡り会います。

NASAに行く夢をもっていた西さんは、塾の先生から「理系ではない、文系だ」と宣言されたことが、人生最大のショックだったと言います。先生が言った一言一句が忘れられないと。文系もあわず美術系に転向し、現在はグローバルに展開する企業のブランディングを支援するデザイン会社を経営します。

Sさんは漫画家になりたくて、大学生の時に漫画家に弟子入りしたものの、まっすぐな線が書けずに心が折れます。出版社を70社うけ、1社だけとおったのが現在漫画や小説、ラノベを発行している出版社でした。
畔上さんは、建築家の道を進む中で、許可・申請などをはじめとした法律の整備の必要性に気づきます。市議会議員に立候補して当選。さらに街を大きく変えるには、市長になる必要があると感じ、市長選に立候補。その結果は思い通りではなかったことを話します。
個別でそれぞれ対話したあと、学生と大人にわかれて1日を振り返り、生徒が気づきを発表しました。生徒・学生たちが強烈に残った言葉は主に次の2点。

・必殺技身につけると強い
・来るべきチャンスに対して準備をしておく。そのために学んでおく

そして最後、感想を伝えるだけにとどまらず、「夢は何か」、と挫折してきた大人たちに切り返します。それを受け、数年後・10年後などいろいろなタイミングの夢を熱く語り、むしろ大人たちのほうがワクワクする気持ちを高まらせて、会が終了しました。

【アンケート】
1. 生き方において実現したいこと
支え合える人をつくる
人が絶対やらないようなことをする
何事も興味を持って取り込む
偶然の中で思いがけない形で道ができるので今は今やりたいことに力を注げばいいと分かった。
これからの大学生活に向けて、今の自由な時間にできる限りの“準備”をしようと思った
チャンスが巡ってきた時につかめるようにしておく

2. 職業人へのメッセージ
僕に成りきって考えてくださりありがとうございました
普通、目的として捉えるものを手段として捉えても良いということに驚き、そのアイデアに感服した
今少し悩んでいた感情が薄れて少し安心した。挫折しても大丈夫だと思えた
今まで関わりのない人に進路について話すことはありませんでしたが良い機会になりました
知らない分野に関する裏話から人生においての心構えなどまで、たくさんのことを学べることができました
パワーをもらいました
たくさんのお話をいただいて、本当に面白く、楽しかったです

3. 心に残った言葉
遠回りしたことが個性をつくってくれる
しくじったら方向転換
人に頭を下げる勇気
回り道が一本の近道
掛け算!(色々な得意分野を持っていくという意味)
夢を手段として捉える
今正しいか分からなくても突き進んでみれば自分が行くべき道が分かる
必殺技を持つこと!(得意な分野は不得意な面を助けてくれる)
自分だけの強み、必殺技をつくる。1番を取ると周りを見る余裕が出てくる
原点にやりたかったことは紙に書いておいて時々立ち返る
死ぬわけじゃないし

4. 行動しようと思ったこと
人の長所を見つける
夢の土台をつくる
気になってる、興味を持っている事に関連する人に連絡をとってみる
直感を信じて行動に移す
人がやったことない事に行動しようと思った
まず今進みたい方向についてできることを全てやろうと思った

5. 職業人・オブザーバーの感想
純粋な質問で、自分のこれまでの働き方、生き方も整理することが出来ました
自分が学ばせていただきました
他のメンバー(職業人)から自分が一番もらったかもしれません
高校生と過ごすと、優しい時間や未来の可能性にあたたかくなれるので、自分が関わっている高校関係の活動を続けたい
「夢」のお題へ職業人の回答がとても素晴らしかった