3月17日近未来ハイスクール「挫折したもん勝ち講座」に登場する一人に西克徳さんがいます。

西さんは、小さい頃からNASAにあこがれ、NASAを目指して一生懸命に勉強し、高校も京都の進学校に進みました。

しかし、高1まで得意だった数学が、高2になるとなかなか解けなくなります。すると、塾の数学の先生から「国語の先生とも話したけど、おまえは文系だ」と告げられます。

「NASAという山の頂点に行きたいなら、数学では無理だ。ただし、他からでも登る道があるはずだから、そっちから行け」

NASAに行くなら理系だと思っていた西さんにとっては、衝撃的な言葉でした。

文系の勉強をしてみたものの、気持ちが入らない。
「今思うと、視野が狭かった。角度でいうと5度くらい(笑)NASAしか考えられなかったし、NASAなら理系じゃなきゃ駄目だとしか思えなくて、なかなか他の手段や他の目標を考えられず、切り換えられなかった」
と西さんは言います。

悶々と過ごすうちに、文化祭の日をむかえます。学校生活でいちばん楽しい行事だと思っていた西さんは、ふと、文化祭に関係するような大学はないかと友人に相談します。そこで勧められたのが美大でした。

「美術の方面に進んだら、数学に近く、そしてのめりこんでいったんだ。数学の問題を解くときに、解き方が美しい、美しくないという言い方をするでしょ」

そんな西さんは現在、六本木のミッドタウンのレジデンス棟にオフィスを構えるデザイン会社「グランド・デザイン」の経営者かつデザイナーとなり、東京と上海、香港に拠点を持ち、グローバルにブランディングや広告・マーケティングなどの事業を展開しています。

* 3月17日近未来ハイスクール「挫折したもん勝ち講座」